女性エンジニアを取り上げた冊子「ミネルバ」

 【小山】小山高専と協力関係にある企業で構成する小山高専地域連携協力会はこのほど、理工系に進学しようとしている女子中学生向けの冊子「ミネルバ」を発行した。協力会の会員企業・団体で働く26人の女性エンジニアを取り上げ、仕事のやりがいや理工系に興味を持ったきっかけなどを紹介している。

 ローマ神話の技術・工芸の女神「ミネルバ」を冊子のタイトルに採用した。進路選択で悩んでいる女子中学生の参考にしてもらうのが目的だ。小山高専を志願する女子中学生を増やす狙いもあり、5千部作って小山、栃木両市内の中学校に配布するなどした。

 同校の在校生約1千人のうち女子は18%程度。一方、製造業の現場では女性の視点が求められるようになり、女性エンジニアは多くの企業で歓迎されているという。同校も女子中学生向けの学校案内を作るなどして、女性の裾野拡大に取り組んできた。直近の志願者数は推薦、学力ともに前年を上回っているという。

 冊子で取り上げた26人は同校OGだけでなく、他の大学や専門学校で理工系を学んだ女性も紹介している。勤務先は製造業や建設業、製薬会社、自治体などさまざま。同校の大久保惠(おおくぼさとし)校長は「女性エンジニアの活躍する様子を目に見える形にしたかった。女子中学生たちにぜひ手に取ってみてもらいたい」と話している。