栃木県は21日、新型コロナウイルス感染の疑いがあるとして20日までに県内で計25人の検査を実施し、全員が陰性だっと発表した。一方、県などには計1337件の電話相談が寄せられており、1日100件を超すペースに増加している。

 検査は、医療機関からの申し出を受けて県保健環境センターと宇都宮市衛生環境試験所で実施している。電話相談窓口は県広域健康福祉センターなど計7カ所に設置した。1月14~26日は数件程度の相談だったが、翌27日から徐々に増加している。受診や相談の目安が公表された17日には137件の相談があった。

 発熱やせきの症状があるといった相談は316件で、全体の約2割にとどまる。このうち、感染の疑いがあるとして帰国者・接触者外来につないだのは11件だった。その他の相談の大半は「感染が怖い」「マスクが買えない」など不安を訴える内容だったという。

 また、中国に工場などのある県内企業48社を対象にした調査で、回答した47社のうち6割の30社が「企業活動に影響が生じている、または今後の影響あり」と答えていることを明らかにした。

 21日に開かれた県対策本部会議で福田富一(ふくだとみかず)知事は「国内発生早期や感染期を見据えた対応方針について協議していく」と述べた。