鉄骨補強された床下の様子

 江戸時代の創建以来初の大規模修理工事が行われている栃木県足利市昌平町の史跡足利学校の大成殿(孔子廟(こうしびょう))で21日、建物の耐震補強工事の様子が報道陣に公開された。3月1日に一般向け見学会を開く。

 現場公開と見学会は昨年9月の実施に続き4回目。今回は床下や天井裏を鉄骨などで耐震補強する様子を公開する。

 耐震補強は当初、構造用合板などを使い木材のみで実施する予定だったが、解体工事で柱などの軸組が想定以上に腐朽しており、根継など修理箇所が増加した。このため、東京藝術大監修の下、鉄骨なども採り入れた設計に変更する判断をしたという。工期は約5カ月延長の8月31日まで。工事完了後は、震度6強に耐えられる設計になるという。

 同学校事務所の大沢伸啓(おおさわのぶひろ)所長は「(歴史的建造物の)補強工事を見られる機会はあまりない。ぜひ見にきてほしい」と話している。

 見学会は午前10時~正午。約20分間隔で20人ずつ案内する。参観料420円(一般)とヘルメット貸出料100円が必要。(問)同学校事務所0284・41・2655。