次々と刈り取られ、束ねられるヨシ=20日午前10時45分、栃木市藤岡町の渡良瀬遊水地

 栃木県栃木市藤岡町の渡良瀬遊水地のヨシ原で、ヨシ刈りが最盛期を迎えている。

 ヨシは夏季に日差しを遮る「よしず」の材料などに使われる。同市藤岡町部屋のよしず製造販売「松本商店」は昨年11月ごろからヨシ刈りを開始。冬晴れとなった20日も、従業員6人が、機械で切り出したヨシを次々と束にまとめていった。

 特に今季は、昨年の台風19号で遊水地内が浸水した影響などで地面がぬかるみ、ポンプで水を出すなど作業に手間が掛かっているという。昨夏の日照不足の影響か、ヨシの高さは例年の約3メートルより数十センチほど低いが、同社の松本八十二(まつもとやそじ)社長(78)は「高さは少々短いが、硬く質の良いヨシが育っている」と話した。

 3月21日のヨシ焼きまでに作業し、約8万平方メートルを刈り取るという。