21日に再開するケーズデンキ栃木大平店

 【栃木】台風19号による永野川の堤防決壊で甚大な浸水被害に遭った家電量販店「ケーズデンキ栃木大平店」(大平町下皆川)が、21日に営業を再開する。変電設備が故障するなどして再開まで4カ月以上かかったが、何とか再開にこぎつけた。これで大平町下皆川・富田地区の商業集積地の大型店舗のほとんどが営業を再開し、かつてのにぎわいが戻ってきそうだ。

 同地区の商業集積地は、付近の永野川の堤防決壊で一帯が浸水。大型店舗の休業が相次いだ。同店も1メートル以上浸水し、商品が全損する被害に遭った。被災直後は、冷蔵庫などの廃棄する家電が店外に大量に並ぶ状況が続いた。

 浸水によって屋外にあった変電設備も故障。電気が復旧せず、ようやく店舗内の清掃などに着手できたのは、変電設備が復帰した昨年11月上旬ごろだったという。その後、壁や床を全面張り替え、レジの回線も引き直した。今月から商品の搬入も進めてきた。

 営業時間は21日から通常通りの午前10時~午後9時。再開を記念したセールなども予定しているという。同社の担当者は「地域の皆さまにご不便をおかけしたが、ようやく再開できる。お客さまのために、ますます品ぞろえの充実などに注力していきたい」と話した。

 同地区の商業集積地は、昨年12月にホームセンターのカインズ大平店が再開するなど、一時休業していた大型店舗が少しずつ再開してきた。市大平産業振興課は「市民も再開を待ち望んでいた。商業施設が元気になれば周りの人々も元気になると思う。少しずつ災害前の活気に戻ってくれたらうれしい」と期待した。