自生地に咲くザゼンソウ。児童らも熱心に観察した

 栃木県那須町の稲沢地区に自生するザゼンソウ約50株が見頃を迎え、訪れた人を楽しませている。地元農家や住民ら約70人でつくる稲沢農地水環境保全組合(広木康夫(ひろきやすお)代表)が保護しているもので、今月いっぱい楽しめる。

 ザゼンソウはサトイモ科の多年草で、僧侶が座禅を組む姿に似ている様子から名が付いたとされる。

 同組合は約10年前から、やぶなどで荒れた広さ約500平方メートルの自生地の管理に取り組んでいる。秋、年末、咲き始め頃の年3回の草刈りのほか、手作りの木道も整備。今季は1月下旬から咲き始めたという。

 茶褐色に加え、珍しい黄緑色の苞(ほう)に覆われた花が愛らしく顔をのぞかせ、見学した東陽小3年生22人はザゼンソウのたたずまいを熱心に観察した。藤田陽煌(ふじたはるき)君(8)は「いろいろな色があり、形も先がとがっていて不思議」などと話した。