モデル事業の成果を報告する鹿沼市職員=18日午後、東京都内

鹿沼市の成果報告に耳を傾ける参加者ら=18日午後、東京都内

モデル事業の成果を報告する鹿沼市職員=18日午後、東京都内 鹿沼市の成果報告に耳を傾ける参加者ら=18日午後、東京都内

 総務省の「関係人口創出・拡大事業」の成果報告会が18日、東京都内で開かれ、本年度のモデル団体に採択されている小山市と鹿沼市が取り組みを説明した。

 鹿沼市は市内に多い「まちの駅」の枠組みを通じて交流を図る事業と、一緒に市を盛り上げる「いちご市民」を募る事業を展開した。

 まちの駅関係では東京都荒川区など3地域と姉妹締結。個々のまちの駅同士の姉妹締結は112件に上った。相互PRのほか、関係者を招くツアーも実施。担当者は「目標をおおむね達成した」と手応えを語り、「民間同士の熱をどう維持するか」を課題に挙げた。

 一方、イチゴ市民の獲得は8人で、目標の100人を大きく下回った。担当者は昨年の台風19号の影響で事業が遅れたと説明した。

 小山は東京圏で暮らす市とゆかりのある人をターゲットに、都内で交流会を開いたり、プロモーション動画を作り公開したりした。

 市ファンクラブ会員加入を促す取り組みでは会員が744人増加。前年度の約2・6倍になったという。担当者は「(都市住民との仲介役となる)関係案内人のアドバイスが有効に作用した」などと振り返った。

 有識者の講評では鹿沼は「まちの駅を活用した点に横展開の可能性を感じた」。小山は「市ゆかりの人というだけでなく、さらにターゲットを絞り込んだらどうか」などと指摘された。

 同事業は18年度に開始。19年度に採択された全国44団体が17、18の両日、成果報告した。