【栃木】宅配便配送センターで発生した火災の初期消火に協力したとして、栃木消防署は10日、小野口石油(今泉町1丁目)と同社従業員の大平町西水代、稲川昌弘(いながわまさひろ)さん(48)、城内町2丁目、学悠館高1年知久竜大(ちくりゅうだい)さん(17)に感謝状を贈った。
昨年12月31日午後、知久さんは小野口石油向かいにある配送センターの火災に気付き、稲川さんに報告。稲川さんと知久さんは現場に急行し、消火器やバケツの水を使って延焼を防いだ。
同署によると、この日は風が強く、周囲の建物に燃え移る可能性も高かったという。知久さんは「なんとかしなければという気持ちだった」。稲川さんは「感謝状を頂き、当時の判断は正しかったと思えた」と振り返った。