真剣なまなざしで刀剣の刃文をみつめる戸田さん

 【足利】開催中のプレミアム刀剣展「冬の國廣(くにひろ)と一門」で、地元の刀剣研究家を講師に招いた刀剣鑑賞会が16日、展示会場のある通3丁目の足利商工会議所で開かれた。会の最後、実際に刀剣に触れられる機会があり、刀剣女子を中心に定員を大きく上回る80人以上が来場し、刀への理解を深めた。

 鑑賞会では田中町、刀剣研究家田部井勇(たべいいさむ)さん(85)が講師を務め、今回展示されている安土桃山時代の刀工堀川国広(ほりかわくにひろ)が作刀したとされる「布袋国広(ほていくにひろ)」や弟子などが作刀したとされる計10振について解説した。また、田部井さんが持参した刀や脇差しを来場者に持ってもらい、刃文の見方を紹介したほか、刀を持ってもらうことで重量感を実際に体感してもらった。

 刀剣女子として来場した埼玉県草加市の戸田(とだ)さやかさん(23)は「足利で行われた刀剣展に来たのは3回目だが、刀剣を実際に持ったのは初めて。太刀はずっしりと重く、当時の武士のすごさがよく分かった」。田部井さんは「刀剣を実際に持てると聞きつけた来場者が多かったと思う。遠方から来場していただいた方もいたのでうれしかった」と話した。

 展示会は2月24日まで。午前10時~午後5時、入場無料。(問)市商業振興課0284・20・2158。