栃木県内インフルエンザの定点当たり患者数の推移

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染が国内でも確認される中、栃木県内のインフルエンザ患者数が減少傾向にある。県内医療機関の定点当たり患者数は、今月3~9日(第6週)で4・93人と、前年同期に比べ6分の1にとどまる。1月末~2月上旬は例年流行のピークに当たるが、県健康増進課は「コロナウイルス対策を徹底していることが要因ではないか」と推測。予防の継続を呼び掛けている。

 県内76カ所の定点医療機関から報告を受け、定点当たりの患者数を算出した。

 県によると、第6週で前週比5・75人減の4・93人となり、注意報レベル(同10・00人)を下回った。地区別では宇都宮市が5・56人、県西が4・13人、県東が2・75人、県北が5・57人、安足が3・00人で、全地区で注意報レベルを下回った。

 今シーズンは、2019年12月9~15日に定点当たり12・41人となり、初めて注意報レベルを超えた。その後、患者数は年末にかけて増えたが、年明けに減少傾向に転じた。今季は定点当たり30・00人の警報レベルを一度も超えていない。

 シーズンによって流行期は異なるが、県内の定点当たり患者数は、19年の第6週(2月4~10日)が30・34人、18年第6週(2月5~11日)が35・49人。今年の4・93人とは大きな開きがある。

 厚生労働省の発表によると、全国の今年第6週の定点当たり患者数は9・04人で、北海道を除く46都府県で前週より減少した。都道府県別で見ると、本県は青森県の4・69人に次いで少ない。

 一方で、インフルエンザの流行は例年3月ごろまで続くという。県健康増進課の担当者は「手洗いやせきエチケットなどの予防策を継続・徹底してほしい」と呼び掛けている。