前夜祭で花束を手にする渡辺棋王(左)と挑戦者の本田五段(右)=15日午後、宇都宮グランドホテル

 将棋の第45期棋王戦5番勝負第2局(下野新聞社、日本将棋連盟など主催)の前夜祭は15日夜、宇都宮市の宇都宮グランドホテルで開かれ、8連覇が懸かる渡辺明(わたなべあきら)棋王(35)と挑戦者の本田奎(ほんだけい)五段(22)が約80人の将棋ファンらを前に決意表明した。

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 対局室の検分に続いて開かれた前夜祭で下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長は「連戦の疲れも見せず好調を維持する渡辺棋王と、デビューから大舞台を一気に駆け上がり波に乗っている本田五段の対決だ」と紹介した。棋王戦宇都宮対局実行委の如水和也(じょすいかずや)委員長は「宇都宮での対局は全勝の渡辺棋王と超スピード挑戦の新星、本田五段のとても楽しみなカード」と熱戦を期待した。

 第1局で先勝した渡辺棋王は「宇都宮とは相性が良く、タイトル戦で全勝している、いわば自分の最後の砦(とりで)。継続できるように頑張りたい」と防衛に意欲を見せた。初のタイトル戦で先行された本田五段は「今回負けてしまうと厳しい状況になってしまうので、しっかり気を引き締めて頑張りたい」と巻き返しを誓った。

 対局は16日午前9時開始。会場の同ホテル内では第11回とちぎ将棋まつりが同時開催され、森内俊之(もりうちとしゆき)九段らの大盤解説や指導対局なども行われる。