自転車ロードレースチームの那須ブラーゼンを運営する「NASPO」(若杉厚仁(わかすぎあつひと)社長)が4月から、本社を那須町から那須塩原市に移転することが14日分かった。利便性や地元機運の高まりなどを受け、JR那須塩原駅前の第2事務所(那須塩原市大原間西1丁目)に移す。サイクルツーリズムやレンタサイクル事業などに力を入れる方針で、若杉社長は「観光の玄関口であり、那須エリア全体の活動拠点として機能させたい」と話している。

 同社は2012年に那須地区の観光関係者が設立し、現在は那須町寺子乙の複合施設「りぼーる・たなか」内に本社を置く。県北のサイクリング拠点を目指して昨年6月、第2事務所「那須塩原サイクルステーション」を開設し、レンタサイクルや試乗体験、子ども食堂などを展開してきた。

 那須塩原市では地元経営者らによる「那須塩原駅西口ハブ化プロジェクト」が主体となり、国内ツアー「Jプロツアー」も誘致。17年から同駅前で那須塩原クリテリウムを3年連続で開いた。新幹線停車駅前という利便性や機運の高まりから本社移転を決めた。那須町にある事務所の存廃は現時点では未定。

 新年度には那須塩原市と連携協定を締結する予定で、若杉社長は「より密に那須エリアの観光、まちづくりに貢献していきたい」としている。