ツール・ド・ランカウイに参戦中の増田=マレーシア、小森信道さん撮影

 自転車ロードレースの宇都宮ブリッツェンを運営するサイクルスポーツマネージメント(宇都宮市今泉町、柿沼章(かきぬまあきら)社長)は14日から、増田成幸(ますだなりゆき)主将の東京五輪日本代表選出を後押しするクラウドファンディング(CF)を実施する。500万円を目標に一般から幅広く出資を募り、海外遠征費や高地トレーニング費などに充てる。柿沼社長は「増田を大舞台へ送り出すという夢を、支援者の皆さんと共有していきたい」と呼び掛けている。

 CFは「フェニックス・プロジェクト」と名付けた。度重なるけがや甲状腺疾患「バセドー病」などから何度も第一線に復活し、「不死鳥」と呼ばれる増田にちなんだ。CFを通してチーム活動をさらに知ってもらうことも狙いの一つだ。

 東京五輪の日本代表男子の出場枠は2。5月末までの国際自転車競技連合(UCI)ポイントの獲得状況を基にした国内選考ランキングで、上位2選手が選出される。増田は同2位(3日現在)につけるが、今後は海外チーム所属選手の大幅なポイント獲得が予想され、国内外で開催されるUCIレースでポイントを加算する必要がある。

 ブリッツェンは今季、増田の五輪代表入りを最大の目標に掲げる。海外レース出場費などとして約450万円の予算を確保しているが、増田の上位入賞を支えるチームメートの強化も必須。高地トレーニングを複数回行う資金確保などのため、CFに踏み切った。

 出資額は1口3千円~100万円。CFサイト「BOOSTER」で4月5日まで受け付ける。返礼品として増田と鈴木譲(すずきゆずる)が昨季使用した自転車など全10種類を用意した。増田は「東京五輪は4年に一度ではなく一生に一度のチャンス。皆さんにいい報告ができるようチーム一丸で頑張るので応援お願いします」と意気込みを語った。

 (問)同社028・611・3993。