元受講生など約30人が参加した「ましこ町民大学」第7期生の発表会

 地域の課題解決に取り組む実践者の育成を目的に栃木県益子町教委が開設した「ましこ町民大学」第7期生のアクションプラン発表会が町中央公民館で開かれた。受講生10人でつくる二つの班の各発表者が、古民家を利用し年代を問わず参加できる「お茶飲み縁側 陽(ひ)だまり広場」を設け、休耕田で栽培したミントなどを使ったハーブティーの提供や茶葉の販売を目指す「優しく豊かな『ハーブの里・益子』」づくりを新年度から協働で進める考えを披露した。

 10人は町内在住の20代~70代の自営業や農業従事者で、昨年9月からまちづくりの基礎や知識について町職員や有識者の講義を受講。5人ずつのAとBの2班に分かれ課題解決に向けたプランの作成に入り、A班は高齢者らの居場所として「陽だまり広場」、B班は町内の休耕田対策で「休耕田をハーブ畑に」をテーマに両班が連携した活動を展開していくことにした。

 8日の発表会で、A班のプランを発表した大沢、公務員小林智史(こばやしさとし)さん(35)は、ハーブティーや持ち込みの手料理を楽しみながら、年代を問わず語らえる場の内容や計画を説明。「高齢者が外出する機会になる上、民家を利用することでご近所付き合いも強まる」と強調した。

 B班の発表者となった長堤、公務員大山由紀菜(おおやまゆきな)さん(21)は「休耕田でミントとカモミールを栽培することにより町内の景観も美しくなり、茶葉を道の駅ましこなどで販売できれば運営資金の確保につながる」と効果を語った。

 アドバイザーを務めた元宇都宮大教授で「とちぎ市民協働研究会」の広瀬隆人(ひろせたかひと)代表理事(64)は「地域づくりで重要なのは人と人のつながり。二つの班が協働で取り組むことを自ら発見した意義はとても大きく、質の高い領域に到達したと思う」などと評価した。