護摩がたかれる堂内で仏像を参拝する人たち=11日午前10時15分、鹿沼市下粕尾

 鹿沼市下粕尾の常楽寺で11日、「録事尊(ろくじそん)大祭」が行われた。同寺は昨年10月の台風19号で大きな被害が出たが、多くのボランティアが連日復興への後押しを行い、無事、大祭を迎えた。

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 同寺は1190年没の名医中野智元(なかのちげん)(録事法眼)を祭る。智元は娘の病気の原因を調べるため、日本初の解剖を行ったとされ、きゅうを据えて雷神の病も治したという逸話から雷よけの寺としても知られる。

 録事堂内で僧侶の読経が響き渡る中、護摩の炎が燃え上がり、参拝者は煙を体に浴びながら仏像に手を合わせ、家内安全などを祈った。

 雷よけに30年以上通う日光カンツリー倶楽部(くらぶ)(CC)の若林梅夫(わかばやしうめお)支配人(69)は、7月に同CCで日本プロが開催されるだけに「プレーヤー、従業員らの安全と大会の成功を祈りました」。

 中野宣文(なかのせんぶん)住職は「地域の人、寺関係者、ボランティアが連日泥出しなどをしてくれた。本当に助かった」と話した。