宮崎県都城市内で12日間のキャンプを終えた栃木SC。期間中の練習試合成績は2勝2敗。就任2年目の田坂和昭(たさかかずあき)監督にキャンプの手応えや課題を聞いた。
-キャンプ全体を通じての手応えは。
「フィジカル面で80%、戦術面で70%まで引き上げることを目標としたが、そこに達した感触。選手のコンディションによってはメニュー変更も考えたがプラン通りできた。気候、ピッチコンディションなどに恵まれたことも要因」
-最後の練習試合(J3岐阜、宮崎産業経営大戦)は連勝だった。
「(2戦未勝利で)勝たないといけない、という話を選手にした。よく声を出し、勝つためのプレーをしてくれた。特に岐阜戦はセットプレーの重要性を強調する中で、無失点に抑えられたことを評価したい」
-キャンプ中は守備練習に多くの時間を割いた。
「今季はいい守備からいい攻撃につなげることがポイント。相手ボールを引っ掛けて陣形の整わないうちに、より速く最短距離で攻めることを目指す。そのための守備構築は大前提になる」