渡辺王将の先手で始まった王将戦第3局。左は広瀬八段=8日午前9時、大田原市黒羽向町

 渡辺明(わたなべあきら)王将(35)に広瀬章人(ひろせあきひと)八段(33)が挑む将棋の第69期大阪王将杯王将戦七番勝負第3局(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社、日本将棋連盟主催、大田原市、下野新聞社後援)が8日、大田原市黒羽向町のホテル花月で2日間の日程で始まった。

 同市内での開催は15期連続。第1局は渡辺王将、第2局は広瀬八段が制しており、1勝1敗で迎える第3局の勝負の行方が注目されている。初日は午前9時に渡辺王将の先手で始まり、午後6時過ぎ、渡辺王将が63手目を封じて終了した。

 午前8時45分ごろ、同ホテル5階の対局室に広瀬八段、続いて渡辺王将が入室。張り詰めた空気が漂う中、渡辺王将が初手の2六歩を指して開局となった。

 傍らでは大田原小と同市西原小の将棋部員計7人が、開局の一部始終を見学。その後、同ホテル2階の特設会場で、正立会人の青野照市(あおのてるいち)九段(67)と副立会人の中座真(ちゅうざまこと)七段(50)から多面指しで指導を受けた。

 大田原小5年の佐藤麻琴(さとうまこと)さん(11)は「対局は見ているだけで緊張した。自分も練習してもっと上手になりたい」と刺激を受けた様子だった。

 9日は午前9時から対局を再開する。同10時からは同ホテル2階で大盤解説会が行われ、プロ棋士による解説を聞きながら対局をモニター観戦できる。