新型コロナウイルスの感染拡大を受け、足利大は6日までに、今月予定していた中国・浙江工業大の学生代表団の受け入れ中止と中国への短期留学生の派遣中止を決めた。交流事業の中止は浙江工業大と1984年に姉妹校締結して以来初めて。

 足利大は今月4~5日と10日、浙江工業大の学生代表計103人を招き、足利大で学ぶ中国人留学生との交流や講義などを体験してもらう予定だった。また23日以降は、足利大から短期留学生やサッカー部員など計40人を浙江工業大に派遣する計画だった。

 しかし新型コロナウイルスの感染拡大で、中国政府が1月28日から国外への団体旅行の禁止を通達したため、先方とも協議し、事業中止を決定したという。

 足利大は現在25カ国277人の留学生を抱える。このうち春期休暇中、中国に帰国する留学生は23人の予定。同大によると「家族から中国に戻らない方が良いと言われている留学生も少なからずいる」という。

 同大は、留学生が中国から日本へ帰国する際は同大国際交流課へ連絡を入れ、帰国後2週間の外出を控えるよう要請するなど対応していく方針。同課の佐々木節(ささきたかし課長は「事態が早く収束することを切に願っている」と話している。