複製画を寄贈した安藤さん(右)と謝意を伝えた田沼西中の須藤校長

 【佐野】色鉛筆を使った柔らかな作風で知られる御神楽(みかぐら)町の画家安藤勇寿(あんどうゆうじ)さん(68)が6日、田沼西中を訪れ、4月に同校と近隣小学校を統合して開校する小中一貫の「あそ野学園義務教育学校」向けに、複製画2点を寄贈した。これまで描き上げた約900作品の中から校舎の雰囲気に合う作品を選んだという。安藤さんは「佐野を代表する風景を描いた作品。絵を通じて地元の山や川の良さを知ってほしいとの思いで寄贈した」と話している。

 安藤さんは「少年の日」をテーマに、市内で制作活動を続けている。川や野山を駆けまわる少年の姿を柔らかなタッチで描くなど、懐かしさを覚えるような作風で知られている。同義務教育学校の校章のデザインを担当したことなどが縁となり、今回の寄贈に至ったという。

 複製画は「唐澤山の天狗岩」と「野上川」で、いずれも縦約120センチ、横約90センチの大作。唐沢山の岩の上から眼下に広がる町並みを見下ろす少年たちや、川面をはねる魚などを色鉛筆で描き上げた。安藤さんが50歳ごろに描いた作品という。