持参した資料について説明する島田さん

 【佐野】子どもたちに地元の歴史に興味を持ってもらおうと、田島町の主婦島田和枝(しまだかずえ)さん(51)が5日、犬伏東小を訪れ、自宅の物置で見つかった市出身の政治家田中正造(たなかしょうぞう)のはがきなど明治~昭和初期の資料を4年生児童に紹介した。

 これらの資料は、昨年10月の台風19号で床上浸水した物置にあったタンスを廃棄する際に発見。引き出しの鍵を紛失していたこともあり、島田さんはそれまでタンスの中身を知らなかったという。

 正造のはがきは1894(明治27)年10月、当時の島田家の当主あてに帝国議会で軍事予算が可決したことなどを伝える内容。選挙に関する手紙や昭和初期の日本地図、当時の領収書など100点以上の資料も見つかり、島田さんはこれまで小学校8校で資料の説明を行っている。