鬼の面に向かって矢を放つ児童

 【小山】白鳥の白鳥八幡宮で市無形民俗文化財の古式祭礼が4日行われ、鬼の面に矢を放って悪霊を追い払う「鬼面射弓(きめんしゃきゅう)」に、地域の大人や子どもたちが挑んだ。

 16世紀中ごろから続くとされる伝統の祭礼で、毎年必ず大安になる旧暦1月11日に行われる。かつては深夜に川の水をくんで赤飯を炊き、日の出を合図に供物を持った行列が集落を回ったことから「日の出祭り」とも呼ばれた。

 神事の後に行われる鬼面射弓は、ウツギの木で弓を作り、シノダケの矢で直径1メートルほどの鬼面を射る。地元の下生井小の児童3人も大人の手を借りて弓を引いた。同小3年海老沼希美(えびぬまのぞみ)さん(9)は「難しかったけれど、貫通してよかった」と笑顔を見せていた。