下野市などで昨年11月下旬以降、交通事故の被害者を装う男に治療費を要求される被害が相次いだ事件で、今月1日までに新たに13件の被害があったことが4日、県警への取材で分かった。被害は県内4市町内で計25件となった。県警は詐欺事件として調べている。

 県警によると、新たな被害は昨年12月中旬以降、小山市で11件、宇都宮市で2件あった。いずれも40、50代とみられる男が、車で帰宅した住民に「そこの角でぶつかった」などと声を掛け、治療費を要求する手口だった。自転車を利用していることが多いという。

 小山市では東城南や雨ケ谷などJR小山駅から南東方面の地域で多発。13件のうち、6件は5千円~1万円をだまし取られた。

 これまで下野市で7件、上三川町と宇都宮市で各2件、小山市で1件の被害が確認されていた。

 県警は防犯カメラ映像の解析などの捜査を進めている。また被害に遭った場合は「すぐに通報し、現金を支払わないようにしてほしい」と呼び掛けている。