運行が始まった「えかんべ号」に試乗する見形町長(右から2人目)ら

運行が始まった「えかんべ号」

運行開始を祝った出発式

運行が始まった「えかんべ号」に試乗する見形町長(右から2人目)ら 運行が始まった「えかんべ号」 運行開始を祝った出発式

 【塩谷】町民が通学や通院、買い物などに活用できる町デマンド交通「えかんべ号」の運行が3日、始まった。町の公共交通サービスの人口カバー率は44・1%(2018年)にとどまっていたが、デマンド交通が町内全域をカバーすることで、町内の公共交通空白地が解消された。

 デマンド交通は登録した町民が利用でき、平日午前8時~午後5時に運行する。運行区域は町内全域と、矢板、日光、さくら3市の5医療機関で、運賃は中学生以上が町内500円、町外800円、小学生以下や75歳以上、障害者は町内300円、町外400円。

 利用者は事前に予約し、迎えに来た車両に乗車。他の町民と乗り合いで、順番に目的地へ向かう。ワゴンタイプのタクシー3台で運用する。

 町内には鉄道の駅がなく、路線バスも主要幹線道路にしか走っていないため、公共交通の整備は長年の課題だった。町が運行する高齢者向け福祉ワゴンは3月末で廃止する。

 同日、船生の道の駅湧水の郷しおやで出発式が行われ、関係者ら約20人が運行開始を祝った。見形和久(みかたかずひさ)町長は「利用者の皆さまに満足してもらえるデマンド交通にしていきたい」とあいさつした。