献眼者をしのび花を手向ける遺族=20日午前、宇都宮市塙田5丁目

 死後に角膜を提供した人たちをしのぶ県献眼者慰霊祭が20日、宇都宮市塙田5丁目の八幡山公園内の献眼顕彰碑前で行われた。県アイバンク関係者や献眼者遺族ら約60人が出席し、顕彰碑に花を供えた。

 県内の献眼者は2017年度22人。これまで862人が角膜を提供し、1628人が光を取り戻した。献眼登録者は2万6046人。角膜移植待機患者は4月末時点で18人。

 県アイバンクの小倉康延(おぐらやすのぶ)理事長は式辞で「今後も待機患者ゼロを目標に活動を進めたい。献眼下さいました皆さまの崇高な志に深く感謝します」と述べた。

 遺族代表の栃木市大町、団体役員琴寄昌男(ことよりまさお)さん(57)は母イセさん=享年(90)=の思い出に触れ「どなたかの目になり私たちを見てくれていると思うと、悲しみも癒やされる気がする」などとあいさつした。