小平の映画化に向け、熱弁を振るう松村監督(左)と亀プロデューサー

 【栃木】市出身で日立製作所の創業者、小平浪平(おだいらなみへい)(1874~1951)の誕生日を記念する講演会がこのほど、市内のホールで開かれた。映画監督の松村克弥(まつむらかつや)さん(56)らが登壇し、小平を題材にした映画制作を目指す考えを表明した。主催した顕彰団体「小平浪平翁記念会」は「実現に向け、支援したい」と歓迎している。

 講演会には15日に開かれ、会員ら約100人が出席した。松村監督は昨年、直木賞作家・新田次郎(にったじろう)の小説を映画化した「ある町の高い煙突」を制作した。約100年前、日立鉱山(茨城県)の煙害問題を解決するため、住民と企業が協力し、世界一の高さを誇る煙突を建設する実話に基づいた内容だ。

 映画には、この鉱山に勤務していた小平も登場。小平は国内初のモーターを完成させた後、日立製作所を創業した。

 松村監督はこの映画の撮影で、大平町西山田の市おおひら郷土資料館を利用した。市関係者から小平の話を聞き、興味を持ったという。講演で松村監督は「小平はドラマチックな人生だった。ぜひ映画化し、栃木市の風景を撮影したい」と熱意を語った。