弊紙、元日特集面の約3割を占めるまでになった「トップインタビュー」。県内企業・団体トップの言葉には、毎年トレンドがあった。今年の注目は「持続可能な開発目標(SDGs)」だろう(今月内は電子版からも閲覧可能)。昨年の紙面では2人だったが、今年は10人が言及。日常的にも頻繁に耳にするワードとなった。

 浸透した背景には、これを商機と捉える向きもあるが、根底には環境問題などに対する世界的規模の危機感があると思う。SDGsは国連が掲げる行動目標で、貧困・飢餓の撲滅、気候変動など17分野にまたがる。当然、恒久平和もうたわれているが、年明けから中東において、その理念に逆行する残念な事態が起きた。

 昨年末には、令和初の除夜の鐘を待たずに逃亡した元カリスマ経営者など、世界には利己的すぎるのでは、と思わざるを得ないトップも。「誰一人取り残さない」という崇高な理念に賛同する県内経営・団体トップの爪のあかを煎じ飲ませて差し上げたい。