食品ロスを防ぐなど地域の資源を有効活用しようとリニューアルしたポータルサイト

 【那須塩原】食品やサービスなど地域にある資源の無駄のない活用を目指して、県北のタウン情報誌「adtown(あどたうん)」(石下(いしげ)かをり社長)がこのほど、ウェブ上でマッチングを図ろうとポータルサイトをリニューアルした。食品が飲食店で余るなどした場合に、廃棄される前にサイト上で必要とする人や団体につなげることを目指している。石下社長は「ウェブ上でありながら顔の見えるような、地元ならではの『つなぐ』役割を果たしていきたい」としている。

 昨年2月に開設したポータルサイトを中小企業庁のものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を活用してリニューアルした。総事業費約850万円。

 サイトの利用登録は現在、情報を発信する側の店舗が県北を中心に飲食店、美容室など約70店舗、情報を受け取る会員が約400人いる。店舗の登録目標は300店舗、無料の会員登録は5千人を目指すという。

 今回のリニューアルで、例えば当日の予約キャンセルに遭った飲食店が半額でサービスを提供したり、パンやケーキ店で売れ残りそうな品を廃棄せずに寄贈したりする場合の情報をサイトに掲載。メールなどでも会員に届け、マッチングを図れるようにしたという。

 食品ロスなどのマッチング先は個人や家庭をはじめ、子ども食堂などを運営する児童を支援する団体も想定している。石下社長は「福祉との連携も視野に、一つのコミュニティーサイトになることを目指したい」と話している。