県警の110番受理件数の推移

 県警が2019年に受理した110番件数は前年比210件減の13万3665件だったことが25日までに、県警のまとめで分かった。10月の台風19号で浸水や倒木などの通報が相次ぎ、1日の平均受理件数が2倍近くに上った日もあったが、その一方で降雪による交通障害などの110番が少なく、全体では微減となった。また8月の茨城県の常磐自動車道での傷害事件などを受け、今回初めて統計上分類したあおり運転関係の通報は562件に上ったという。

 県警通信指令課によると、19年の110番のうち、いたずらなどを除く有効件数は11万6290件で前年より818件減少した。交通関係が最も多く、全体の約4割を占めた。

 19年の1年間で最も110番が多かった日は、台風19号が本県を直撃した翌日の10月13日だった。この日の通報は家屋の浸水被害など634件に上り、19年の1日平均受理件数(366件)の約1・7倍になった。直撃した12日からの4日間は計2009件と集中した。

 自然災害を巡っては、雪などが影響した通報は目立っていないという。同課の担当者は「雪の日などが少なかったため、比例してスリップ事故など交通障害の通報が少なかった」と受け止める。

 一方、あおり運転関係の通報は7~12月の集計で計562件。同課は「あおり運転の言葉と危険行為が認識され、ドライバーらの意識が高まったのではないか」と分析する。

 県警が受理した110番件数は、15年が13万4622件。17年は13万398件と減少したが、18年は13万3875件と前年より3477件増えた。いたずらなどの無効件数が、毎年1割以上を占めているという。

 同課は「災害や緊急の事件事故に関しては迷わず110番してほしい」と呼び掛けている。一方で「ゴキブリを退治して」「ミルクを飲ませた赤ちゃんがげっぷをしない」など業務と関係のない通報もあったといい、緊急性のない相談、要望に関しては「♯9110」の利用を求めている。