お年寄りと学生らの笑顔があふれる「隠居プロジェクト」

 【大田原】山あいの古民家に、今月もお年寄りと学生の笑い声があふれた。

 須佐木地区で、国際医療福祉大作業療法学科の学生たちが月に1回、地域のお年寄りと食事や催しを楽しむ交流の場「隠居プロジェクト」。今年初めての集まりとなった25日には、書き初めが行われ、それぞれの願いを文字に託した。

 プロジェクトは公務員戸村一郎(とむらいちろう)さん(51)方の離れ(隠居)を活用し、2016年末に始まった。この日は2~4年の学生10人、お年寄り12人と、那須塩原市の地域生活支援センター「ゆずり葉」の8人など過去最多の35人が参加した。

 「何十年ぶりかな」などと言いながら、筆を握るお年寄りも。「健康第一」と書いた斎藤(さいとう)マリ子(こ)さん(82)は「入院していたので、健康を願った。ここに来ると元気になる」。切り干し大根炒めを振る舞った北條(ほうじょう)ハツエさん(86)は「普段は家から出ないので、毎月、学生と話すのが楽しみです」と笑顔を見せた。