全国的に雪不足が続く。春以降の水不足も懸念され、県内でも農業や市民生活への影響が心配である。昨年の大雨と、ならして降ってほしくなるが、気まぐれを通り越した異常な天気がうらめしい▼来週にかけて県内は雪の予報が出ており、“恵み”になれば歓迎したい。だが、日曜日は勘弁願いたい。26日に61回目の県郡市町対抗駅伝競走大会が開催される▼今大会、栃木市が初めて2チームを編成する。市民から複数出場を望む声が強くなっていたのだという。コースが「日光路」から「栃木路」に変わって16回目。同市総合運動公園が折り返し点となっており、当然の要望だろう▼3回の優勝を誇る同市。上位争いから遠ざかる時期が長かったが、近年は復調の気配もうかがえる。複数エントリーが起爆剤になるか▼各市町とも代表選手になるため、中学生や高校生は競争が激しいと聞く。一方で、それに対応してチーム数を増やすことは簡単ではない。栃木陸上競技協会の渡辺方夫(わたなべのりお)理事長は「伝統ある注目の大会。見合った編成にするため、どの市町も一般選手起用には苦労しているようだ」と指摘する▼昨年の台風19号では栃木市も被災し、同運動公園の施設も被害を受けた。体育館はまだ修復途上にある。傷跡は県内広域に及ぶ。選手の力走が郷土の復旧への励みになればいい。