足利学校で行われた防火訓練

 【足利】昌平町の史跡足利学校で23日、近隣火災が発生し類焼の恐れがあるとの想定で防火訓練が行われた。

 火災報知機の鳴動とともに訓練がスタート。職員が参観者を避難誘導したほか、儒学の祖孔子(こうし)と弟子に供え物をささげて祭る伝統行事「釋奠(せきてん)」で使用する祭器など貴重品の運び出しを行った。続いて同学校の自衛消防隊7人が初期消火のための放水準備などを行い、市中央消防署員と、方丈(ほうじょう)玄関付近から約15メートル先をめがけ一斉に放水した。また、方丈や庫裏のかやぶき屋根の「ドレンチャー」を作動させ、延焼を防ぐ訓練も行った。

 町田旭(まちだあきら)消防長は「避難から消化までおおむね、いい動きだった。文化財を後世に残すためにも、日頃の訓練や火災予防を徹底してほしい」と講評した。

 市は、26日の文化財防火デーに合わせ、24日まで市内の寺社などを中心に同訓練を行う。