境内で寒ざらしそばを打ち奉納する職人=20日午前10時25分、栃木市出流町

 暦の上では一年で最も寒い日とされる大寒の20日、栃木市出流町の出流山満願寺で、商売繁盛や寒ざらしそばの成功を祈願する「寒ざらしそば奉納の会」が開かれた。

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 地元のそば店などで組織する出流観光会が毎年行っており、今年で12回目。寒ざらしそばは、秋に収穫したソバの実を境内の清流にさらし乾燥させる伝統的製法を用いている。

 そば職人ら20人は、身を切るような冷たさの滝に打たれる「滝行」で身を清め、本堂前で寒ざらしそばのそば打ちを行った。参拝客らは職人の手さばきに見入っていた。その後、本堂に奉納し、竹村教誠(たけむらきょうせい)住職(56)らが護摩祈祷(きとう)を行った。

 寒ざらしそばは、同地区のそば店で2月末ごろまで提供される。同会の石山英男(いしやまひでお)会長(50)は「昔ながらの行程を再現し、手間暇をかけて作りました。ぜひ味わってほしい」と話していた。