雲竜渓谷の「ツバメ岩」=18日午前、写真上。例年は太い氷柱でカーテンができる(写真下、2017年1月28日撮影)が、今年は氷柱がまばらだ

雲竜渓谷の「ツバメ岩」=18日午前。例年は太い氷柱でカーテンができるが、今年は氷柱がまばらだ

2017年1月撮影

雲竜渓谷の「ツバメ岩」=18日午前、写真上。例年は太い氷柱でカーテンができる(写真下、2017年1月28日撮影)が、今年は氷柱がまばらだ 雲竜渓谷の「ツバメ岩」=18日午前。例年は太い氷柱でカーテンができるが、今年は氷柱がまばらだ 2017年1月撮影

 暖冬が日光の「氷雪」にも影響を及ぼしている。例年、厳冬期に巨大な氷柱や氷壁ができる女峰山中腹の雲竜渓谷は、18日も氷柱がまばらで地肌が目立つ状態。「これほど凍結しない渓谷は記憶にない」と、地元の山のベテランも驚きを隠さない。奥日光や湯西川では、雪不足のため一部イベントが中止となった。

 日光署山岳警備隊と日光市山岳遭難防止対策協議会(山遭協)のメンバーが18日、毎年実施し、今年は25日に予定する救助訓練の下見に、雲竜渓谷奥の雲竜瀑を目指した。

 登山道の両脇からの氷で同行の友人が見えなくなるほどの難所と言われる「友知らず」に入ったが、氷の壁が少ない。例年なら幅100メートルほどの氷のカーテンができる「ツバメ岩」も氷柱が数える程度。参加者から「全然駄目だな」と嘆く声が聞こえる。

 「F1」と呼ばれる高さ約10メートルの滝をアイスクライミングして雲竜瀑に近づく予定だった。しかし、凍ってはいるが落水が透けて見え、登れる状態ではない。山遭協の国谷光夫(くにやみつお)会長(69)が「危ない。引き返そう。(25日の)訓練も中止」。判断は早かった。