【よるのみや】懐かしのつまみで一杯 昭和居酒屋ぐっち

【よるのみや】懐かしのつまみで一杯 昭和居酒屋ぐっち

 ひとりで気兼ねなく、一杯ひっかけられる店はそう多くない。

 「気取らずに飲んでくださいね」。窓ガラス越しに見えるちょうちんに引かれて扉を開けると、店主の川口昌之(かわぐちまさゆき)さん(45)が快く出迎えてくれた。

 街なかの飲み屋事情にも詳しい川口さん。「赤ちょうちんがぶら下がる、昔ながらの居酒屋を宇都宮の街に復活させたい」とバンドマンを辞めた約10年前から修業し、80年代の懐メロが響く「昭和居酒屋」を昨年10月にオープンした。

 「飲みねぇ、食いねぇ」と1品目に薦められたのはもつ煮(税別380円)。みそと野菜の甘みが引き立つ汁は、調味料をほとんど使っておらず、コクがありながらも後味はさっぱり。ぷりっとしたブタモツにもしっかりと染みこんでおり、あっという間に汁まで完食してしまった。

 新鮮さが一目で分かるほど、みずみずしい「刺身三種盛り」(同1180円)に合わせて、同店オリジナルという後味すっきりの芋焼酎(同480円)をたしなむ。相性もバッチリや。

 壁にずらりと貼られたメニューのほか、仕入れによって日替わりの料理も充実している。仕事帰りの楽しみが、また一つ増えた。