阪神大震災以降のボランティアの姿を語る君嶋さん=14日午後、さくら市氏家

25年前の阪神大震災でのボランティア活動を振り返る駒場さん=14日午前、鹿沼市樅山町

阪神大震災以降のボランティアの姿を語る君嶋さん=14日午後、さくら市氏家 25年前の阪神大震災でのボランティア活動を振り返る駒場さん=14日午前、鹿沼市樅山町

 6千人以上が犠牲となった阪神大震災から17日で25年。被災地には本県も含め全国のボランティアが駆け付け「ボランティア元年」と呼ばれるが、その年以降、本県でも本格的なボランティアの受け入れ態勢が整った。後を絶たない災害に、ボランティアの支援は欠かせない。日本災害復興学会副会長で、さくら市政策担当理事君嶋福芳(きみじまふくよし)さん(61)は「今後は、心のケアも含めた伴走型の支援も求められる」と強調している。

 1995年1月17日午前5時46分、最大震度7の地震が兵庫県を襲った。つぶれた住宅、横倒しになった高速道路。鹿沼市上殿町、会社社長駒場英之(こまばひでゆき)さん(57)は「いてもたってもいられなかった」と振り返る。

 翌18日に鹿沼青年会議所の有志とコメや水を満載したワゴン車で出発し、神戸市の御影駅周辺で炊き出しを行った。被災者から「栃木で何かあったら真っ先に助けに行く」と感謝され、目頭が熱くなった。

 2019年10月の台風19号。地元の鹿沼市も浸水被害などに見舞われた。市内に駆け付けた多くのボランティアの姿を目にして、駒場さんは「ボランティアは心強い存在だ」とあらためて実感したという。

 阪神大震災では全国から約137万人のボランティアが活動した。君嶋さんは「何かしたいという善意がボランティアの原点。地縁や血縁に限らない支援の形が定着した」と説明する。