特殊詐欺防止に一定成果 栃木県警コールセンター事業7年目

 電話で特殊詐欺への注意を呼び掛ける県警の取り組みが今年、7年目を迎えた。特殊詐欺事件で押収した名簿の連絡先などを基に、民間委託の特殊詐欺被害防止コールセンターが電話しており、2017年の電話回数は計21万7千件に上った。被害に遭う直前の世帯につながるケースもあり、17年に2件の被害を未然に防いだ。成果の一方で特殊詐欺の被害は依然として後を絶たず、県警は引き続き事業に力を入れる。

 取り組みは11年2月にスタート。県警が民間企業に業務委託するなどして進めている。コールセンターは現在、宇都宮市のNTT東日本栃木支店内に設置されている。

 センターのオペレーターは約30人。特殊詐欺事件で押収された名簿や電話帳などに記載された番号に電話をかけ、電話に出た高齢者などに、詐欺の手口などを説明し被害防止を訴える。詐欺とみられる不審電話が相次いだ地域には、集中的に警戒を呼び掛けている。