展示品とテーマ展を企画した掛川さん

 【壬生】かつて多くの開業医が軒を連ね、「医薬の町」として発展した姿を資料で概観するテーマ展「医薬のまち壬生と壬生の商店街」が町歴史民俗資料館で開かれている。庶民の暮らしを支えた薬瓶や薬箱などの品々が並ぶ。企画を担当した同館臨時職員の掛川(かけがわ)まどかさん(45)は本年度での退職が決まっており、これまでの研究の集大成をまとめた。3月22日まで。

 掛川さんは2008年に同館臨時職員となり、主に目録作製や資料整理などを担当してきた。特に商店街関係の研究に携わってきたこともあり、公開する機会を設けたいとの思いがあったという。薬関係の資料も集まったことから、テーマ展を開催することとなった。

 2月29日までの会期前半は「医薬のまち・壬生」をテーマに設定した。「普通の人にとっての薬・医者」という視点に立ち、どこの家にも置いてあった身近な品々を展示している。かつて町内に存在した「若井(わかい)医院」で処方されたガラス製の薬瓶や、足尾銅山で使用されていたと見られる薬箱など、江戸時代末期から平成初頭にかけての資料18品目、約50点が並ぶ。