栃木県の農産物輸出額、初の3億円突破 牛肉やサツキが好調

 県は14日、2017年度の本県産農産物輸出額が前年度比10%増の3億514万円となり、初めて3億円を突破したと発表した。輸出額に占める割合の高い牛肉やサツキなどが、欧州連合(EU)や中国、シンガポールなどで伸びた。県経済流通課は「継続的に行ってきたプロモーションが奏功している。まだまだ伸びしろはあるので目標達成に向けて施策を展開していきたい」と説明している。

 同日行われた県議会農林環境常任委員会でも報告された。同輸出額は県が各農業振興事務所へ聞き取り調査して算出した。

 県は農産物輸出が順調に推移していることを受け昨年12月、「とちぎ農産物輸出戦略」で定める20年度の目標額を当初計画から1億円上乗せし、4億円に上方修正した。「とちぎ創生15(いちご)戦略」でも19年度までの各年度目標額を見直している。今回の数値は修正後の17年度目標値3億1千万円を「ほぼ達成した」(県農政部)。上方修正後の目標額は18年度が3億4千万円、19年度は3億7千万円。

 品目別では、最も輸出額が大きい牛肉が、EUやシンガポール、米国へ高級部位を中心に前年度比10%増えた。花きは、近年の海外での盆栽ブームなどを背景に、EUや中国へサツキの輸出が好調で30%増となった。