高齢者の運転免許更新 講習予約待ち3カ月以上も

 70歳以上の高齢者に義務付けられている運転免許更新時の高齢者講習などの予約が、県内で取りにくい状況が続いている。複数の自動車教習所で受講できるが、予約待ちが数カ月にわたるケースも。県警によると、高齢ドライバーの増加のほか、75歳以上の高齢者は講習前の認知機能検査を義務付けられたことなどの周知不足が主な原因とみられる。更新が期限に間に合わず免許が失効してしまう事態を招きかねず、県警運転免許管理課は「更新の通知が来たら早めに対応してほしい」と呼び掛けている。

 4月下旬、鹿沼市下石川の県運転免許センターの一室は、高齢ドライバーで満員になった。同センターは更新期限内に教習所での受講が間に合わない高齢ドライバーを、応急的に受け入れている。

 講習と検査は県内35カ所の指定自動車教習所で受けられるが、2017年末時点で70~74歳などが受ける2時間講習が教習所23カ所で3カ月以上の予約待ちになった。3カ月以上の予約待ちは検査でも21カ所に上ったほか、検査結果に応じて75歳以上が受ける3時間講習も17カ所を数えた。

 昨年3月に改正道交法が施行され、一度に受けることができた75歳以上の検査と講習が、検査後、結果に応じて後日講習を受けることに変更された。制度の変更や、事前予約の必要性を知らず、更新手続きの開始が遅れてしまう高齢ドライバーもいるという。