足銀の純利益は213億円 19%減も松下頭取「合格点」

 めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行(松下正直(まつしたまさなお)頭取)が11日発表した2018年3月期決算(単体)は、経常利益が前期比5・9%減の312億8400万円、純利益は19・1%減の213億5400万円だった。減益となったが、本業のもうけはほぼ横ばいとなり、同日、水戸市内で記者会見した松下頭取は「市場環境に助けられた部分もあるが、結果としては合格点」と説明した。

 売上高に当たる業務粗利益は2・4%減の802億8200万円。このうち資金利益は、有価証券利息が増加した一方、貸出金の利回りが0・07ポイント低下したことなどから0・5%減の679億円。預かり資産販売手数料などを中心とする役務取引等利益は4・5%増の138億円。法人役務の増加が全体を押し上げた。

 システム統合に伴う費用、また人事制度改定や人員増に伴う人件費の増加もあり、経費が472億円と1・5%増え、本業のもうけを示すコア業務純益は1・0%減の356億円だった。含み損のあった株式系の投資信託や外国債を売却し、損切りしたことも利益減に影響した。

 3月末時点の預金残高は前年同期比3・6%増の5兆5298億円。貸出金残高は3・8%増の4兆5172億円。住宅関連ローンや無担保ローンの個人向けも、法人向けも増加した。

 不良債権比率は0・09ポイント低下し1・99%。