自由に絵を描く障害者支援施設の利用者たち=2019年12月下旬、宇都宮市竹下町

 県内で障害者の芸術活動が広がっている。社会参加や余暇活動として、絵画や陶芸などに取り組めるよう環境を整える障害者施設などが出始めた。2018年に障害者文化芸術活動推進法が施行され、国も普及に力を入れる障害者の芸術活動。県内の関係者は「一人一人がすてきな個性や感性を持っていることが伝わってほしい」と、アートを通した障害者への理解の深まりに期待している。

 黄色い大きなひまわり、カラフルな線や点。宇都宮市竹下町の「障害者支援施設ひばり」では平日は毎日、絵を描きたい利用者が自由に、画用紙などにペンを走らせる。

 同施設が創作活動を取り入れ始めたのは3年ほど前。楽しみながら社会とつながることができるのではないかと着目した。作品は公募展にも出し、19年春には活動スペースを増築、陶芸も始めた。毎日のように絵を描いているという石川正(いしかわただし)さん(62)は「楽しい。面白い」と話す。