炎の中に縁起物を投げ入れる係員

 【宇都宮】正月の終わりを告げる宇都宮二荒山神社の「春渡祭(おたりや)」が15日、馬場通り1丁目の同神社で行われ、1年間の安全や健康を願う参拝者でにぎわった。

 12月15日の「冬渡祭(おたりや)」と対をなし、平安時代から続く伝統の祭り。縁起物を焚(た)き上げ、煙を浴びると無病息災や火難除けなどの御利益があると伝えられている。

 この日は多くの参拝者が拝殿東側の焚(た)き上げ所に集まり、だるまや正月飾りなどを持ち寄った。係員は炎の中に縁起物を次々と投入。参拝者は立ち上がる煙を手招いて浴びたり、炎に向かい手を合わせたりしていた。

 毎年夫婦で訪れているという滝の原3丁目、佐藤憲光(さとうのりみつ)さん(72)は「やっぱり一番に健康を願った。全身で煙を浴びたので良い年になればいい」と話した。