竹栗と和菓子がコラボ 宇都宮・ワカヤマファームと若山商店

 竹林経営やタケノコ食品製造のワカヤマファーム(宇都宮市宝木本町、若山太郎(わかやまたろう)社長)と、栗など和菓子製造販売の若山商店(同市中戸祭町1丁目、若山雄三(わかやまゆうぞう)社長)は、それぞれの経営資源を生かした新商品開発、新サービス提供でコラボレーションに乗り出した。

 ワカヤマファームは約22ヘクタールの竹林と栗を約2ヘクタール栽培している。昨年は素材の良さを損なわず、みずみずしく食べられるタケノコの「水煮」を商品化した。JR東日本の周遊型寝台列車「四季島」内のレストランで用いられ、好評という。

 若山商店は栗を中心に昔ながらの「板流し」手法の蒸しようかん、宮ゆずなどを生かした和菓子を製造、販売している。

 両社長は縁戚だが、これまで事業での連携はなかった。ただ両社が行政の補助事業の説明会などで同席し、情報交換するようになり、連携していくことにした。実際、若山商店にはレトルト殺菌など食品製造設備が整っており、ワカヤマファームは今年からタケノコの水煮加工を若山商店に委託した。加工量は、前年の3倍の約3千瓶に増やす。

 このほか両社は今秋、新商品「宇都宮栗きんとん」の製造、販売を始める。栗きんとんは岐阜県中津川市が有名だが、ワカヤマファームの栗を生かし、蒸した栗に砂糖だけを使いながら加工する。「茶巾に包んで栗の形にし、宇都宮ならではのぜいたくな和菓子にする」(若山商店)。

 またワカヤマファームは4月から竹林をライトアップするなど観光農園化を進めており、園内に物販コーナーも整備した。タケノコ食品、若山商店の和菓子をお土産として販売する。竹林の散策路では、若山商店人気商品の栗かのこようかん「ほんの気持ち」と竹の器で味わえる抹茶セットの提供も始めている。秋には宇都宮栗きんとんを提供する予定だ。