栃木県警と茨城県警が昨年10月、盗難の被害品として警察署の敷地内で保管していたダンプカーを盗まれていたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。ダンプカーは同じ物で、栃木署から盗まれ一度発見されたが、保管先の茨城県警つくば北署で再び被害に遭っていた。栃木県警は同日、覚せい剤取締法違反罪で起訴された男3人が関与していたとして、窃盗容疑で逮捕状を取った。15日にも再逮捕する方針。

 捜査関係者によると、ダンプカーは所有者から盗難の被害届が出されており、2019年10月中旬、栃木県警が栃木県内で発見して押収した。鍵が壊された状態だったという。栃木署の敷地内で保管したが、数日後に盗まれた。

 盗まれた当日に茨城県警が茨城県内でダンプカーを見つけ、つくば北署で保管したが、翌日に再び盗まれた。ダンプカーは同12月、同県内で燃やされた状態で見つかった。

 男3人は栃木県や茨城県内などに住む、いずれも無職で40~50代。ダンプカーの保管先だった両署が19年10月の台風19号の対応に追われる中、3人は署の敷地内に侵入してダンプカーを盗んだ可能性があるという。