釣り人口増へ、イベント続々 子どもや女性客開拓 那珂川北部漁協黒磯支部

 【那須塩原】釣り人口の減少に歯止めを掛けようと、那珂川北部漁協黒磯支部(松本英樹(まつもとひでき)支部長)が4月以降、市内の那珂川周辺で釣り経験のない女性や子どもを対象とした体験イベントを相次いで開催している。新たな釣り客の開拓が狙いで、「女性限定」と銘打った4月30日のイベントでは、参加者一人一人にベテランガイドを付けて楽しさを伝えた。松本支部長は「驚くほどの盛況ぶり。今後も継続したい」と意気込んでいる。

 那珂川北部漁協によると、黒磯支部が販売した那珂川水系で釣りができる年間入漁券の購入者数は減少傾向にある。最近10年間では2008年度はアユ、渓流合わせて計1162人が購入していたが、17年度は742人に。特に11年3月の東日本大震災以降は「高齢者が釣りから離れる一方、新規の客が増えていない」(松本支部長)という。

 釣りと縁のなかった人に魅力を知ってもらおうと、同支部は3月上旬から子どもが安全に川を楽しめる場づくりに着手。農業用水の余剰水が流れる黒磯の那珂川脇に、長さ約50メートル、幅8メートル、水深1メートル程度の釣り場を整備。4月22日には、ニジマス約180キロを放流し、子ども54人をはじめとした親子連れが楽しんだ。

 同30日には、那珂川で女性限定の「ヤマメ釣り」を開催。参加者20人に釣りざおなど必要な用具を全てそろえ、釣り具メーカーのテスターや同支部理事らをガイドに付け、少ない人でも4、5匹の釣果を上げた。