栃木県内、もうランドセル商戦 GW、売り場にぎわう

 新しいランドセルを背負った小学1年生が学校に通い始めたばかりだが、早くも来春の入学生向けのランドセル商戦が始まっている。「お目当てのものを手に入れたい」というニーズの高まりを受け、県内の販売店は例年より早めに売り場を開設。こどもの日の5日も売り場は家族連れでにぎわった。

 「好きなのが買えてよかった。届くのが楽しみ」。宇都宮市宮園町の東武宇都宮百貨店ランドセル特設コーナーで喜ぶ同市、島津湊輔(しまづそうすけ)ちゃん(5)。母の主婦聖子(せいこ)さん(34)は「欲しいモデルが限定だったので早く来た。昨年からカタログを見たり、店をのぞいたりして下調べをしていた」と話す。

 同店はこれまでで最も早い4月26日に特設コーナーを開き、約200種を扱う。ここ数年は刺しゅう入りなどの豪華なモデルが多かったが、今年はシンプルなモデルが増えたという。

販売担当者は「(ランドセル選びは)家族のイベントと化しており、祖父母の援助を受ける人も多いようだ」と話す。平均購入価格は年々上昇し、昨年は前年比5千円増の約6万円だった。

オーダーメードのランドセルを製造販売する同市今宮2丁目のももちゃんランドセル製作所は4月末、土日祝日の営業を始めた。昨年は5月に入ってからだったが、「予約や問い合わせが早かったため、早く対応するようにした。昔はクリスマスや正月がピークだったが」と平田明雄(ひらたあきお)代表(46)。

近年は、親子がランドセル選びに奔走する“ラン活”なる言葉も生まれた。宇都宮市、主婦(32)は「今のラン活は早いと聞いて驚き、4月に始めた」と話す。