【宇都宮】市が14日までに結果を公表した本年度の市政に関する世論調査で、市が推進する「もったいない運動」について、「内容を知っている」は49%にとどまった。一方、自転車の「ジャパンカップ(JC)サイクルロードレース」の認知は86%となり、市内で催される国際スポーツイベントの中で群を抜いた。

 調査は昨年8月、無作為抽出した18~79歳の4800人を対象に郵送で実施。有効回答は51%だった。

 運動は2009年、市が「もったいないの約束」を宣言。人や物を大切にする運動で、エレベーターを使わないといった節電行動、詰め替えの物やマイバッグの活用などで実践する。

 フェアなど折に触れ浸透を図ってきたが、回答は「内容を知っており実践している」が32%、「内容を知っているが実践していない」が17%。

 調査結果の考察を担当した宇都宮大の中村祐司(なかむらゆうじ)教授(行政学)は認知度の低さについて「残念。実践派が粘り強く活動することで非実践者を実践者に変える余地は大きい。実践派への新たな支援策を展開してもいい」と指摘した。

 酒席の最初と最後の10分間を食事に専念する「もったいない残しま10(てん)!」運動も、認知度は高くない。16年に始まったが、「内容を知っており実践している」25%、「内容は知っているが、実践はしていない」17%、「知らない」56%だった。

 一方、国際スポーツイベントの認知度(複数回答)はアジア最高位の自転車レースであるJCサイクルロードレースが86%、JCクリテリウムが40%、3人制バスケットボール「3x3」のクラブチーム世界ツアー「マスターズ」34%。本年度で28回を数えるJCロードレースと、4回目のマスターズでは大きな開きがあった。