運転士候補者4人を迎えた入社式

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)の運営会社「宇都宮ライトレール」(中央1丁目、高井徹(たかいとおる)社長)は14日、運転士候補者4人の入社式を同社で行い、社員採用を本格的に始めた。2021年秋までに、約50人の運転士候補者を中心に採用する方針。将来的に指導役を担う人材を早期に確保しながら、組織体制を整えていく。

 運転士候補者の採用は今回が初めてで、全員が電車や路面電車の運転業務などの経験者。採用後、LRTの運転に必要な免許を取得するために全国の鉄軌道会社で半年~1年間、講習や試験を受ける。免許取得後は22年3月の開業まで、各社で運転や車両メンテナンスの業務に取り組むという。

 同社は昨年から運転士、技術職、事務職で中途採用を開始。開業時に社長以下計93人体制とすることを目指している。今回の採用で、同社社員は計12人となった。

 運転士候補者は今年4月までに、今回の4人を含め10人程度を採用する予定。技術職、事務職の早期入社者も同様に入社後、社員の教育に当たる幹部候補として登用する。採用は開業の約半年前までをめどに、全職種で続ける。

 この日の入社式で高井社長は「会社の顔である自覚を持ち、安全安心な運行のため技術向上に取り組んでほしい」などと新入社員を激励した。

 大手私鉄で電車運転などに従事していた大前賢一(おおまえけんいち)さん(48)は「街に必要とされる新しい電車を運転できることはうれしいし、わくわくする。まずは免許を取って正式な一員になりたい」と話した。