境内で護摩たきを行う山伏ら=14日午前、日光市萩垣面

 天台宗の修行道場として知られる日光市萩垣面(はんがきめん)の日光山興雲律院(こううんりついん)で14日、恒例の「年越大祭」が行われ、厄よけや家内安全などを願う参拝者らでにぎわった。

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 夜来の雪が積もり底冷えのする境内では、結界の中で山伏による護摩たき「採灯大護摩供(さいとうだいごまく)」が行われた。

 丸太を9段に積み、ヒノキの葉で覆われた護摩壇に火が入ると白い煙がもうもうと立ち上り、参拝者は手を合わせていた。この後、本堂ではひと足早い豆まきが行われ、「福は内」と元気な声が響いていた。

 毎年参拝しているという日光市所野、女性(72)は「今年一年、無病息災で、みんなで仲良く暮らせるように祈りました」と話していた。

 年越大祭は、僧侶が元日から2週間続く「十四日道者」といわれる修行の満願日を祝ったことが起源とされ、後に厄よけ招福を祈願する祭となった。