宇都宮市のプロ囲碁棋士恩田九段 囲碁人口の拡大へ指導

 宇都宮市在住のプロ囲碁棋士恩田烈彦(おんだやすひこ)九段(53)が、6月10日に高根沢町民広場内トレーニングセンターで開かれる「こどもまつり」(NPO法人次世代たかねざわ主催)会場で、子どもに囲碁を楽しんでもらうイベントに登場する。囲碁人口の拡大が狙いで、今後は定期的に囲碁指導も行う考えだ。

 恩田九段は同市生まれ。宇都宮大付属中を卒業後、故大枝雄介(おおえだゆうすけ)九段の門下生となり、17歳でプロデビューした。2007年に通算400勝を達成。17年に最高位の九段となった。現在、囲碁では唯一の本県出身プロだ。

 近年、県内では若年層の囲碁人口が低迷している。17年度の県高校新人大会の出場者は16人と、県高校文化連盟囲碁部会の記録が残る07年度以降で最低だった。中でも女子は深刻で出場者は1人だけだった。

 恩田九段もこうした状況を苦慮しており「本県自体は比較的囲碁が盛んな土地柄なのに、子どもの囲碁人口は少ない。何とか貢献できれば」と強調する。

 「こどもまつり」では午前10時から午後2時まで会場の一角にスペースを設け、未経験者でも楽しめるよう囲碁について手ほどきする。また今後は月1回程度、本格的に囲碁を習得したい子どもに指導を行うことも考えているという。